「頭痛・肩こり」「眼の疲れ」や「メガネが合わない」などでお悩みの方へ

こんな症状でお悩みではありませんか?

・慢性の頭痛・肩こりに悩まされている。
・背中や腰に痛みがあって治らない。
・眼科で合わせたはずのメガネ(コンタクト)なのにとても使いづらい。
・とにかく近頃、眼が疲れる。時々ものが二重に見える。
・白内障の手術をして視力は良いが、どうも見え方に違和感がある。
・以前より本やパソコンに集中できない。
・大型免許・二種免許の深視力検査が通らない。

その悩み「眼」の使い方が原因かもしれません!
● 両眼の向きはそろっていますか? ~ニュートラル・ビュー・ポジション

私たちの両眼は、左右同じ方向(眼位)を向いていると思われがちですが、眼を閉じると、人によっては上下左右に少しずつずれている場合(斜位)があります。
この両眼の自然な状態をニュートラル・ビュー・ポジションといいます。

ニュートラル・ビュー・ポジション
この状態では両眼の視線がそろっていません。
ものを見るときは強制的に両眼の視線をそろえます。

 
しかしものを見るときは対象にピントを合わせるため、眼球の周りの筋肉(外眼筋)を使って、視線が左右同じ目標に向くように、強制的に両眼の視線をそろえます。

この状態は常に外眼筋に負担がかかった状態であり、脳の自律神経が緊張した状態でもあるため、こうした状態が長く続くと、眼の疲れ、ひいては肩こり、頭痛、腰痛などの原因となりますし、外眼筋が疲れ、視線が合わなくなると、ものが二重に見えるなどの症状を引き起こします。

● 寄せ・開きはスムーズですか? ~輻輳(ふくそう)・開散(かいさん)

私たちは、近くのものを見るときは両眼を寄せ(輻輳)、逆に遠くのものを見るときは両眼を開きます(開散)
しかし、もともとこれらの眼球運動が苦手だったり、年齢とともに眼球の周りの筋肉に柔軟性がなくなってくると、この「輻輳・開散」がうまく行われず、ピント合わせが難しくなります。

たとえば、輻輳(寄せ)が苦手な方は、本やパソコンなど近くのものを長時間見るのに努力を要し、集中することができません。

輻輳(寄せ) 開散(開き)
● ピントあわせはスムーズですか? ~調節

私たちの眼球には水晶体というレンズがあり、目標物の距離にあわせ、その厚さを調整しながら焦点を合わせます。
このピント合わせ機能を「調節」といいます。

「調節力」は、40才を過ぎる頃から徐々に衰え、特に近くのものに焦点を合わせることが難しくなってきます。これが、いわゆる老眼です。

また、年齢にかかわらず何らかの理由で調節力の弱い方もいます。
無理をすると眼の疲れにつながっていきます。

遠くのものを見るとき、水晶体のレンズは自然な薄い状態です。 近くのものを見るときは水晶体を調節し、レンズを厚くします。
● 左右の視力差はありませんか? ~不同視

右眼と左眼の視力に差があることを「不同視」といいます。
両眼の視力差があると、どうしても良い方の眼でばかりものを見がちになってしまい、正しい両眼視ができないため遠近感や距離感がつかみにくくなります。

片眼を閉じた状態で、何か机の上のものをつかんでみてください。
スムーズにつかめましたか?
次に両眼を開けてやってみてください。さっきよりずっと楽につかめますね!

遠近感、距離感に支障をきたす不同視は、車を運転する際など、特に気をつけなければいけません。

● なぜ、あなたのメガネ(コンタクト)は疲れるのでしょう?

私たちは、日常、両眼を使って生活しているにもかかわらず、眼科や眼鏡店でメガネを作るときは片眼ずつの「視力(静止視力)」しか測りません。
そして、その検査結果をもとにメガネを作りますが、それでは片目ずつの静止視力しか矯正されません。

見るということは両眼のチームワークです。
両眼をどのように使っているか?という視点がなければ「良く」見えるメガネはできますが、「楽に」見えるメガネはできないでしょう。

かけた方が楽に、そして快適に過ごせるメガネを作るためには、両眼視機能検査を実施したうえで一人一人の視覚機能にかかる問題点を明らかにし、それを解決(矯正)できるメガネを作る必要があるのです。

● 「深視力検査」で合格するには?

深視力は「三桿法」と呼ばれる方法で検査されます。
箱の中にある平行な3本の棒のうち、中央の棒が手前から奥、奥から手前に移動します。
この時、3つの棒が並んだと思った瞬間、棒の動きを止め、実際のずれによって遠近感を検査します。

一見、簡単な検査のようですが、

  1. 近視や遠視、乱視の矯正ができておらず、目標がはっきり見えていない。
  2. 両眼の輻輳・開散運動(寄せ・開き)に問題があり、目標を正確に追えない。
  3. 左右の眼で見た像が、脳のなかで立体的に融合されない。
  4. 両眼の向きにずれがある(斜位)ため、正確な距離感が得られない。
  5. 左右の視力が極端に違うため、良い方の眼だけで見ようとし、両眼視ができない。

などの理由で正しい遠近感が得られず、残念ながら検査に通らない場合があります。

視覚行動研究所では、両眼視機能検査により立体視を阻害する要因を明らかにし、ビジョントレーニングによる深視力の強化を行います。(症状によっては、メガネ度数改善やプリズムメガネによる矯正が必要な場合もあります。)