目の負担から起きる身体の症状
ここでユーザーさんからの質問をいただいています。
米沢市の内藤雅子さんからですが、目の負担から起きる身体の症状は何がありますか?
とのことです。
山田さん
山田さん
野澤
野澤
ありとあらゆる症状があります。
首と肩の凝り、頭痛、背中と腰の痛み、股関節痛。
めまい、内蔵への影響、血液系(循環器系)の糖尿病など、心肺(呼吸器系)。
不定愁訴(ふていしゅうそ)-患者さんが症状をうまく訴えられないこと、それの大きな要因は両眼視機能の不調から来ることが多いです。
その他、白内障手術の後の不調などがあります。

 

発達障害、学習障害と見え方との関係性
もうひとつ、山形市の大友勇太さんからですが、大友さんは「ロルフィング」という身体のバランスを整えるボディーワークをされていて、発達障害や学習障害のお子さんにセッションをすることがあるそうです。
それに関して見え方との関係性があるか野澤先生のお考えはありますか?
また、それに対してメガネを作ってどうなったかなどの具体的な事例があれば教えてください。とのことです。
山田さん
山田さん
野澤
野澤
それに関しては、20年前から子供病院からの相談がたくさんありました。
幼児認知心理士の方に定期的に来てもらったりしていました。
発達障害のお子さんに一番多いのは眼球運動障害ですね。
固視ができない、視線を固定できないから自分が動く、動いている目標を追えないという状況になっています。
先生が黒板に文字を書くじゃないですか、それを見て書き順を覚えやすくなるんだけど、それができないから絵・図形として覚えるしかないので覚えが悪いんです。
それが多いですね。
他に、視線をAからBへゆっくり動かす、AからBへパッと移動するということができない。
黒板とノートを見比べることができないんです。
それに対してはメガネというよりトレーニングだったんですか?
山田さん
山田さん
野澤
野澤
トレーニングしていましたね。
当時は子供とスポーツの二本立てで、どちらもメガネというより検査とかトレーニングをしていました。
しかし、機械を使ってやるトレーニングはあまりパフォーマンスにつながらないと分かったんです。
目に映った瞬間に動いていないと役に立たないので、意識というより無意識で動けないと役に立たないんです。
野澤先生のそういった考えの基になっているものは何かあるんですか?
山田さん
山田さん
野澤
野澤
韓氏意拳(かんしいけん)が、私の運動とか行動に関するおおもとの考えになっています。
「一番身近にある自然とは自分の身体である」という考えの中国武術です。
無意識の正確さ、意識でコントロールできない身体を無意識で操っているようなものなんです。
その中に目も含まれるっていうことなんですけどね。
休んでいた期間もありましたけど、もう16年ぐらいやっています。

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